主にコンピュータ関連の技術書において、邦訳版のほうが原著よりクオリティが高いのではと感じることがある。 最近Clean Agile 基本に立ち戻れを読んでいても思った。
原著の内容が不明瞭だったりちょっと微妙だったりするところに訳注として補足を入れてくれるからだ。
前述のClean Agileでは、表現がやや誇張気味だったり、筆者の記憶に基づいて書かれている部分が微妙に間違ってたりするのを訳注として訂正してくれている。
もっと極端な例だとGo言語による並行処理はかなり細かく訳注が付されている。 それに加えて訳者による補遺までついてくるので、単純に原著よりも情報量が充実している。
というか入門 監視やプログラミングTypeScriptにも邦訳版だけのボーナストラック的な付録が足されていた。最高か。
ぼくの主観だが、翻訳自体のクオリティも一昔前に比べて上がっているように感じる。 以前は読むのも一苦労なこなれてない翻訳に出会うこともしばしばあったが、近頃は読みやすく仕上げてくれているものが多く、非常にありがたい。
感謝の意も込めてバンバン本を買っていきたい。